分譲マンション 規模(平均戸数)の推移
上のグラフは1都3県における分譲マンションの近50年の竣工推移を示したもので、青い縦棒は竣工件数、赤い横線は規模(平均戸数)を示します。ここでは規模の推移について分析することにします
これを数値で示すと、1966~1975年の10年間の平均戸数は83戸、ついで1966~1975年の30年間は55戸、そして2006~2015年の10年間は80戸です。規模の大きいゾーンが2つと規模の小さなゾーンが1つに区分けされ、それが10年の倍数で整理されているのは偶然でしょうか。では平均戸数が80戸を超える2つのゾーンから見ていきましょう。
ちなみに大型マンションといわれる戸数100以上の物件はどのくらい存在するのかを調べました。結果は、1966~1975年の10年間のストックには60%が、2006~2015年のそれには53%あり、ともに過半数を超えていることが分かりました。
さて大型マンションが多いことで共通している2つのゾーンですが、その形状は極めて対照的です。1966~1975年は横に広がる団地形式、2006~2015年は縦に伸びる超高層マンションが中核になり、施主は前者が公団・公社、後者は民間が主になります。比率の推移は下のグラフをご参照ください。
冒頭の竣工推移のグラフをご覧ください。規模の推移を示す赤い横線は1976~2005の30年間は下方で低迷しており、一方の青い縦棒は高く伸び続けています。これは規模の小さいマンションが長期間大量に竣工されたことを示しています。そのストックは41,330件、2,296,146戸あり、シェアは件数で78%、戸数で71%に達しています。
築11~41年の30年は、首都圏への人口の大量流入が続きました。一方、用地の供給は大型開発が底をつき、供給できる用地は小型化し、需要に追い付けなかったという背景があります。結果、小規模マンションと呼ばれる平均戸数30戸以下の物件が大量建設され、そのシェアは41%を占めています。
メンテの面から見ると、たとえば大規模修繕工事に関する施工事例。大規模マンションでは数多く公表されていますが、小規模マンションではあまり見受けられない。このあたりが懸念されます。
竣工年別、規模別ストック数(件数) | ||||
30戸以下 | 31~99戸 | 100戸以上 | 竣工年別計 | |
1966.01~1975.12 | 1,331 | 1,943 | 719 | 3,993 |
1976.01~2005.12 | 16,981 | 19,877 | 4,472 | 41,330 |
2006.01~2015.12 | 1,470 | 4,674 | 1,305 | 7,449 |
規模別ストック数計 | 19,782 | 26,494 | 6,496 | 52,772 |
竣工年別、規模別ストック数(戸数) | ||||
30戸以下 | 31~99戸 | 100戸以上 | 竣工年別計 | |
1966.01~1975.12 | 26,134 | 108,008 | 197,913 | 332,055 |
1976.01~2005.12 | 346,051 | 1,034,782 | 918,313 | 2,299,146 |
2006.01~2015.12 | 34,357 | 242,122 | 319,555 | 596,034 |
規模別ストック数計 | 406,542 | 1,384,912 | 1,435,781 | 3,227,235 |
エレベーターが2基あり、最近リフォームされて綺麗。防犯カメラもエレベーター内外に設置されており、女性も安心です。
総じて、古くからお住まいの方と新しく入った方でモラルに差があるように感じる。自治会もあるので、もっと多くの方が加入できたら良い。
もともと、コスモスイニシアは賃貸マンションとして商品企画していた物件のため、1LDKが多いです。それで、若い人を中心に独身の方or若い世代のDINKSが多いと思います。
その為、マンション内の横の付き合い等は特段無いと理解いただい方がいいと思います。
南向きで日当たりも良く、ベランダも広いのが良いです。駅近で買い物もしやすくとて便利な環境だと思います。
管理がしっかりしている。周りの環境も落ち着いていて好ましい。 小規模のマンションなので 住人の顔が分かり 安心できる。
小規模マンションなので、共用部分の設備は最小限。築年数がたってきて、ロビーの壁のパテがところどころ剥がれたりしているのは少し気になる。
居住者の声 ― 口コミサイト「マンションノート」より収集