第1回目の工事は躯体補修と保護機能強化を重視

• 所在地　東京都江戸川区南葛西６
• 交通　東西線葛西駅バス10分
• 竣工年　1995年
• 規模　10階建 1棟 82戸

• 工事の完了　2008年
• 設計　三衛建築設計事務所
• 施工　サカクラ

2005年に第1回大規模修繕工事の検討を理事会で行った結果、設計管理方式を採用することにした。コンサルタントの選定は複数の会社から提案を受け、その中の2社からヒアリングを実施。提案力等も含めた総合審査を経て三衛建築設計事務所に決定した。そして同事務所と建物劣化調査診断の契約を締結しスタートした。

設計仕様のポイントとして、浮きやひび割れ補修等の下地補修の徹底、あわせて保護機能の強化を目的に、微弾性、ひび割れの顕著な部位は弾性系の主材に耐久性に優れるシリコントップという仕様を設定した。廊下はシート貼りで、水溜りができることがあったので、溝に水が流れるような勾配調整をした上でシートを貼り替えることにした。

一般的な修繕工事が主であることから、本件と同規模以上の工事実績をもつ専門業者7社に管理会社を加えた8社に見積依頼をした。その結果、管理会社を含めた上位3社にヒアリングを行いサカクラに内定した。

アメニティ2008年1月5日号より